検査技師の仕事の特徴

検査技師の仕事は主に、血液や尿などを検査する「検体検査」と、心電図検査や超音波(エコー)検査をする「生理機能検査」の2つです。

検体検査では、採血管や尿を測定器にかけ、検査データに異常値がないかを確認して電子カルテに入力します。血液検査では、採血から担当することもあります。

生理検査では、装置を使って患者さまのデータを測定します。特に超音波検査は小さな変化を見逃さない観察眼や集中力が求められます。一方で、思い込みによる判断ミスを防ぐため、データから病態を想定しつつも、広い視野をもってさまざまな可能性を探る柔軟性も必要です。

仕事の特徴

  • 検査で異常値を確認したときは、顕微鏡でさらに精密に検査。細かな異常も見落とさないよう集中します。
  • 機械のメンテナンスも仕事の一つ。ボタン一つで完了する機械もあれば、カバーを開けて掃除することもあります。
  • 超音波検査に集中しすぎると患者さまが不安になるため、適度に声かけをして緊張をほぐすことも大切です。

仕事のやりがい

検査技師が出した検査データをもとに医師が診察して治療計画を立てるため、医療の出発点を担う責任ある仕事です。しかしその分、自分の仕事が医療を支えているという大きなやりがいを感じられます。経験を積むほどに技術が向上し、患者さまや医師、看護職員からの信頼を実感できる場面が増えていきます。自身の成長を感じながら働けることがこの仕事の魅力です。

働きやすさ

最初のうちは、空いた時間に技師同士で練習してから本番に挑戦します。臨床現場に出てからも、初めは先輩技師が後ろで見逃しや間違いがないかを見守ってくれるので安心です。若手の技師もたくさん在籍しているので何でも相談しやすい環境です。

一日のスケジュール

  • 08:30朝礼
  • 09:003〜4名の心電図検査やエコー検査を担当
  • 12:30職員食堂で昼食
  • 13:304〜5名の心電図検査やエコー検査を担当
  • 17:30業務終了